初心者向け「仮想通貨」の始め方

 

 

「仮想通貨」って言葉は聞くけど...

「よく分からないし、危なくないの?」

「ニュースでハッキング事件を見て危ないと思った」

「仮想通貨って何?儲かるの?」

と思う人は多いでしょう。

 

仮想通貨に馴染みのない人にとっては、「難しい」「危ない」といった印象が多いと思います。

 

しかし、「仮想通貨と上手く付き合う」ことができれば、むしろ「仮想通貨は面白い」「仮想通貨で儲かった」といった新しい発見があると思います。

せっかく、世界的な「新しいお金」が出てきたのに、「保有しない」「体験しない」なんて勿体ない。

だからこそ、少しでも初心者のハードルを下げるため、「仮想通貨」について説明したいと思います。

 

仮想通貨って何?

 

そもそも仮想通貨ってなんだ?

 

そもそも「仮想通貨」とは、「世界共通の新しいお金」です。

 

これまでは、普段の生活の中で、それぞれの国の「法定通貨」が使われていました。

この「法定通貨」とは、国が通貨に「信用」を与えることで成り立っています。

例えば、日本であれば「円」、アメリカでは「ドル」、イギリスでは「ポンド」といった感じです。

 

一方で、「仮想通貨」は、国が発行し、信用を与えているわけではありません。

そこで、「仮想通貨」の管理は、そこに関係している参加者みんなで管理をする形を取っています。

この管理体制に、「ブロックチェーン技術」「分散型」と呼ばれるものが関係してきますが、今回は話が難しくなってしまうので、省略します。

 

また、「世界共通の新しいお金」であるため、海外旅行が楽になります。

例えば、アメリカに旅行する際は、「円」を「ドル」へ両替する必要があります。

しかし、仮想通貨の代表的な「ビットコイン」を保有していれば、わざわざ「ドル」へ両替する必要もなく、スマホ一つを持って海外へ行くことができます。

「ビットコイン」を使って、レストランで食事することや、ショッピングを楽しむことができます。

現在は、まだ仮想通貨決済の導入が拡大している段階であり、全く外貨を保有せずに海外旅行ができる状況ではありませんが、今後、仮想通貨を保有していれば世界中を旅行できるようになると思います。

 

仮想通貨が作られたきっかけは?

 

仮想通貨の代表である「ビットコイン」を作ったのは「サトシ・ナカモト」と名乗る人物です。

2008年11月に、この人物が登場し、「ビットコイン」の論文(「Bitcoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:P2P電子キャッシュシステム))を公表しました。

現在の「ビットコイン」は、「サトシ・ナカモト」が1人で作ったものではなく、公表した論文に興味を持った人たちが、少しずつ集まり、現在の形へと作り上げていくことになります。

 

2008年当時は、リーマンショックなどの金融危機により、世界中は混乱の真っ只中。

政府が「通貨」を管理する「中央集権化」の体制でした。

それに反発し、「政府に管理されるお金ではなく、もっと自由なお金を作ろう」といった自由主義はの動きがありました。

いわゆる、「リベラル派」と呼ばれる自由主義を望む人たちが「誰も管理しない、自由なお金」を望んだのです。

ただし、誰も管理しないわけにもいかない。それならば、「みんなで管理するお金」を作れば良いとなりました。

そこで、注目された技術が「ブロックチェーン技術」です。

この「ブロックチェーン技術」によって、これまでの「中央集権化」から「分散型」という「みんなで管理する」体制ができるようになります。

 

ビットコインが最初に使われたのは?

 

「ビットコイン」が最初に使われたのは、「ピザ2枚の支払い」でした。

2010年5月、「ビットコイン」のコミュニティで、「ビットコインを1万BTC送るから、ピザを2枚注文したい」という書き込みが出てきたことから、

「ピザの代金を代わりに支払うよ!」と申し出た人は、そのピザ2枚の代金を支払う代わりに、「ビットコイン」を1万BTCを受け取りました。

現在の「ビットコイン」の価値に換算すれば、70億円(1BTC=70万円)にもなります。

ピザ2枚買って、70億円ものお金が手に入るならば、みんなピザを買いますよね。

 

電子マネーとは違うの?

 

「仮想通貨」と「電子マネー」は違うの? という疑問が出てきますよね。

 

実は、この2つは似ているけど、違うものになります。

両方とも「デジタル通貨であり、実体がない」点は共通です。

 

「Suica」などの「電子マネー」は「日本円」によって決済されています。

一方で、「仮想通貨」は、「ビットコイン」であれば「BTC」、イーサリアムであれば「ETH」といった独自の単位を使い、決済を行います。

つまりは、「電子マネー」は「日本円」を電子化しますが、「仮想通貨」は「日本円」を全く違う「通貨」に変えます。

どちらかといえば、「日本円」を「米ドル」に変えることに似ています。

 

また、「仮想通貨」は、「世界共通のお金」であるため、世界中で利用ができます。

「電子マネー」の「Suica」は、アメリカの地下鉄で利用することはできないですよね。

 

そして、「仮想通貨」には、相場があり、需要と供給によって価格が変動します。

「電子マネー」に似ていますが、相違点を挙げてみると、意外と違う点が多いことに気付きます。

共通点:デジタル通貨、実体がない

相違点:① 「電子マネー」=「日本円」
      「仮想通貨」=「独自の通貨(例:ビットコイン=BTC)」

    ② 「仮想通貨」は世界中で利用できる
    ③ 「仮想通貨」は、価格が変動する

 

 

仮想通貨は、たくさん種類がある

 

「仮想通貨」といえば、「ビットコイン」が有名だと思いますが...

実は、「仮想通貨」の種類は、1,000種類以上あります。

 

いやいや、多すぎるだろ!ってツッコミを入れたくなります。

これほど、種類が多くなることには理由があります。

① プログラミングができれば誰でも作ることができる

② 「仮想通貨」による資金調達が簡単(ICO=Initial Coin Offering)

 

この「資金調達が簡単」といった点が、爆発的に仮想通貨を誕生させた要因です。

株式の上場(IPO)には、制限やクリアすべき課題が多くありますが、「仮想通貨」の「ICO」には制限がほとんどありませんでした。

「仮想通貨で、こんなことをやりたい!!もし、賛同してくれる人は、ビットコインを送金してくれ!!」と呼びかければ、資金が集まってしまう。

もちろん、この「資金調達」を謳い、詐欺が行われることも頻発し、問題となっています。

ビットコイン等の有名な「仮想通貨」以外の、マイナーな「アルトコイン」へ投資をする際は、ご注意を。

 

仮想通貨には、夢がある

 

「仮想通貨」といえば、「億り人」と言われるほどの夢があります。

20代の若者が、「仮想通貨」の上昇によって、億単位の資産を作ったという話が続出しました。

 

「仮想通貨」へ投資する目的は、一発逆転を狙ってという人も多いと思います。

ちなみに、2016年12月〜2017年12月までの1年間で、「ビットコイン」は約40倍以上も価格が上昇しました。

 

 

資産が40倍も増えると…

「100万円」投資していた人は、「4,000万円」もの大金になることになりますね。

本当に、「仮想通貨」には夢がありますね。

 

仮想通貨は怖くない!?仮想通貨との付き合い方

 

仮想通貨の詐欺に注意

 

「仮想通貨」は、1,000種類以上もの様々な種類があります。

その中には、お金儲けをしようと、なんの利用価値もない「仮想通貨」を作る人たちもいます。

「新しい仮想通貨」を作り、その「仮想通貨」を受け渡す代わりに、ビットコイン等の有名通貨を送金させることで、莫大なお金を集めることができます。

この受け取ったビットコイン等を、そのまま持ち逃げされてしまうことも世界中ではよくあります。

もし、新しい仮想通貨へ投資しようと考えている人は、「本当にその仮想通貨が期待できるのか?作った人たちを信用できるのか?」といった点を、よく考える必要があります。

もし、「不透明な要素が大きいが、将来性に期待できて、面白そうだ」と仮想通貨を見つけた時は、「無くなってもいい金額」で投資することをオススメします。

もし、それが詐欺であっても、失うお金は少なければ、ダメージは少なくて済みますよね。

 

価格変動は「リスク」であり、「チャンス」でもある

 

これは仮想通貨だけではなく、株やFXでも同じですが、投資を始める人が怖がると思うのは「価格変動」

「自分のお金が減ってしまう」ことを怖いと思います。

しかし、「価格が下がる」可能性がある一方で、「価格が上がる」可能性もあるのです。

ただ、「価格が下がるだけ」ならば誰も投資をしませんし、仮想通貨を持つメリットもないと思います。

つまりは、「価格変動は、リスクであり、チャンスでもある」のです。

もし、お金を失うことが怖い人は、少額で大丈夫です。1,000円で大丈夫です。

自分が無くなっても構わないと思える、金額で仮想通貨を買ってみれば良いのです。

仮想通貨をやるから、「100万円なければいけない」「そんな大金を仮想通貨にはできない」と考える必要はありまんせん。

もっと気軽に考えてください。

「1,000円くらいならいいか。新しいお金ってやつを保有してみるか!」

「おれもビットコイン買ってみたよ!」と友達と話すネタにしてみてください。

きっと、何もしない自分よりも、新しいことを始めた自分は、見える景色が違うと思います。

1,000円でも2,000円でもいい。

「自分を少しだけ変える」ために、仮想通貨を初めてみてはどうでしょうか?

 

 

ハッキングリスクの防衛対策

 

仮想通貨といえば、「ハッキングのリスク」があります。

これは、避けて通ることができません。

2018年2月の「コインチェック、nem流出事件」はニュースでも大きく取り上げられ、多くの人が目にしたと思います。

この事件では、約580億円もの仮想通貨が、ハッキングによって流出しました。

結果としては、コインチェックが全額補填をする形で解決しました。

現在に至るまで、仮想通貨のほとんどは、仮想通貨取引所で管理がされていました。

しかし、事件後は金融庁による監督が厳しくなり、仮想通貨の管理体制がより厳格に求められています。

今後は、もしかすると、株式のような「分別管理」といった、いわゆる「注文を受ける会社」と「資金を管理する会社」を分ける体制になるかもしれません。

 

「仮想通貨」の運用は「積立投資」が良い

 

仮想通貨は、価格の変動が大きいものです。

だからこそ、「リスクが大きく、チャンスも大きい。」

そこで、リスクを抑えて、投資効率を上げる方法があります。それが、「積立投資」です。

いわゆる、「ドルコスト平均法」の効果があります。

価格には波があり、安くなる時もあれば、高くなる時もあります。

そこで、毎月1,000円ずつでも積み立てていくことで、価格を平均化することができます。

毎月1,000円でも1年間積み立てれば、12,000円。

毎月1万円を1年間積み立てれば、120,000円となります。

積立分のお金は無かったものとして、1年後、2年後を楽しみに待つ有効な投資法といえます。

実際に、「仮想通貨の積立投資」ができる取引所もあるので、活用してみてください。

仮想通貨取引所「Zaif」では、仮想通貨の「積立投資」ができるので、私も利用させてもらっています。

 

仮想通貨の始め方:取引所の口座を開設する

 

仮想通貨を買ってみたい、投資してみたいと思った人には、

まず、「仮想通貨取引所」の口座を開設することが必要になります。

 

「取引所の口座開設」というと、「なんだか難しそうだな」なんて思われる人がいるかもしれません。

しかし、「取引所の口座開設」は、「簡単」そして「無料」なので、心配いりません。

私自身も、国内の取引所だけでなく、海外の取引所にも口座を保有していますが、特に難しいことはありませんでした。

まず、仮想通貨の取引所を開設するなら…

「bitFlyer」

「Zaif」

この2つのどちらかを開設すれば大丈夫です!

 

初心者には、「bitFlyer」の方が良いかもしれませんが…

手数料が安く、取り扱い仮想通貨が多い「Zaif」をオススメしています!

 

「Zaif」では「仮想通貨積立」もできるので、長期的な積立運用をできますね。

 

仮想通貨の始め方 まとめ

 

「仮想通貨」の始め方 まとめ
・「仮想通貨」は世界共通の新しいお金
・時代は「中央集権化」から「分散型」の「みんなで管理する時代」へ
・「仮想通貨」は、1,000種類以上もある
・「仮想通貨」に夢がある
・詐欺やハッキングに注意し、リスクを考えること
・「仮想通貨」は少額で、コツコツと「積立投資」がいい
・取引所は、「Zaif」がおすすめ

 

せっかく新しい「お金」が登場したのだから、触れてみなければ勿体無い。

確かに、ちょっとしたリスクはあるかもしれない。でも、少額ならやってみる価値は十分ある!

これまでより、少しだけ違う世界を覗いてみるのも悪くありませんよ。

 

まずは、少額で「仮想通貨」に触れてみましょう!

 

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