メルカリ【4385】企業分析!!決算内容から徹底分析!

 

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メルカリ【4385】の企業分析を行います。

 

決算内容をもとに企業分析していきます。

 

この記事では、メルカリ【4385】の事業内容、財務内容を解説していきます。

フリマアプリ「メルカリ」はテレビCMでもよく見かけるけど、この会社って儲かっているの?

株式投資をしてみようと思うけど「メルカリ」はどうなの?

といった疑問について回答していきます。

 

学べること

・メルカリ【4385】の企業業績や財務内容を知ることができる

・足元の事業取り組みも解説

 

「メルカリ」ってどんな会社?

 

事業内容

「メルカリ」の主な事業内容は、オールジャンルの商品を取り扱うC to C(個人間取引)マーケットプレイスの運営です。スマートフォン取引特化しており、アプリ上で中古品、不用品の売買取引を簡単にできるプラットフォームを提供しています。また、スマホ決済「メルペイ」も展開。

事業内容
  1. フリマアプリ「メルペイ」運営
  2. 米国にてフリマアプリ「Mercari」運営
  3. スマホ決済「メルペイ」展開

マーケットプレイス「メルカリ」「Mecari」を利用した出品者から販売代金の10%を受領することで収益化。現在では、フリマアプリ国内首位の地位を築いています。

2020年7月以降、スマホ決済「メルペイ」の収益化を予定。取引データ蓄積による企業への付加価値提供や定額払(分割払い)のサービスローンチ予定。

 

業績

 

(百万円) 2020/6期決算 前年同期比
売上高 76,275 +47.6%
営業利益 ▲19,308 ▲7,159
純利益 ▲22,772 ▲9,008
自己資本比率 17.6% -

 

2020年6月期決算は、売上高762億75百万円(前期比+245億92百万円)とユーザー数増加や一人あたり利用金額増加を要因として大幅に増収。

一方で、広告宣伝費や人件費増加により営業利益は▲193億8百万円(前期比▲71億59百万円)、純利益▲227億72百万円(▲90億8百万円)と赤字計上。メリカリは、株式上場当初から事業拡大を優先とした費用先行により赤字継続体質。2022年6月期には、売上高1,250億円、営業利益20億円と黒字転換を予定。

ただし、赤字継続するも投資家の出資により自己資本は重厚であり、純資産353億68百万円、自己資本比率17.6%。また、現預金1,357億47百万円(2020/6期)を保有しており、数年程度の赤字は問題ないと言えます。

 

今後の展開

ドコモとの業務提供によるdポイント付与や出品促進を図る「メルカリ教室」のオンライン化等、サービス利用社の増加を図りつつ、「メルペイ」新サービス提供により収益化も同時並行。

2021年6月期1Qでは、売上高221億56百万円、営業利益3億64百万円、純利益42億81百万円と四半期利益ベースで黒字確保。純利益は、同社が保有するBASE社(2019年10月東証マザーズ上場)の一部売却によるもの。

本業黒字化(営業利益ベース)を達成しており、サービスの収益化に取り組んでいることから、更なる収益向上が予想されます。

今後の展開
  1. ドコモとの連携:2020年9月末、ID連携340万達成
  2. 「メルカリ教室」のオンライン化:出品促進
  3. 「メルペイ」定額払い(分割払い)サービス開始:2020年7月7日〜

 

まとめ

メルカリは、事業拡大を優先していることから、赤字継続となっていましたが、足元の業績は営業利益ベースで黒字を達成。「儲かり始めた」「利益が出始めた」という段階にあります。

2020年6月期までの大幅赤字計上を見ると、投資初心者には手を出しにくい印象ですが、保有現預金や金融機関の資金支援を勘案すれば、倒産する心配はなさそうです。黒字転換期にあるため、将来性を期待できる方には面白い銘柄といえるでしょう。

 

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