どうも、経済学部を卒業したmilk。です!!

 

数年前に話題となったフランスの経済学者「トマ・ピケティ」

彼の主張は、当時投資をしていた私にとっては当たり前すぎて、なぜ世の中でこれ程話題になるのか分からなかった。

 

しかし、「r > g 」について

世の中の多く人は知らない。

 

そこで、トマ・ピケティの「21世紀の資本」について分かりやすく解説していきたいと思います。

 

「 r > g 」とは?

 

ピケティ氏が主張するテーマがこれ。

 

”  r > g  ”

 

r > g

” r ” = 資本収益率( return on capital)  → 株式や不動産、預金などによる収益

” g ” = 経済成長率 ( economic growth rate) → 労働による所得

 

つまり…

「労働によって得られる所得よりも、株式や不動産によって得られる富の方が多い」

という意味が上の数式にはあります。

 

また、 ” r > g ”によって、

「労働者と資本保有者の格差は拡大していく」

これが、ピケティ氏の主張になります。

 

いくら労働者として一生懸命働いても、最初から資本(預金や不動産、株式など)を持っている人との格差は縮まらない

むしろ、その格差は広がっていくということです。

 

 

労働者と資本保有者の違い

 

ここでは、分かりやすく例え話を出して説明していきます。

 

ここに、” 佐藤さん ” と ” 田中さん ”の2人がいます。

 

労働による所得条件は、2人とも” 年収1,000万円 ”とします。

 

” 佐藤さん ”は、親の相続によって1億円の預金を相続したとしましょう。

” 佐藤さん ”は、その1億円でトヨタの株式へ投資をします。

トヨタの株式は、配当利回りが約3%になるので、ここでは3%から変動しなかったとします。

そして、配当金はトヨタ株式へ再投資することにします。

 

それでは、” 佐藤さんと田中さん ”の10年後を見てみましょう。

 

2人とも仕事を一生懸命に頑張りました。

2にとも、労働による所得は10年間で

1,000万円×10年間 = 1億円

 

生活費や家の購入、子供の大学費用などで、この10年で 9,000万円 を使いました。

田中さんは、銀行の通帳に1,000万円が残りました。

 

では、佐藤さんはどうでしょうか!?

労働による分のお金が 1,000万円 残っています。

しかし、それだけではありません。

 

トヨタの株式から毎年3%の配当金を受け取っています。

さらに、その配当金もトヨタ株式へ再投資しています。

 

すると、トヨタ株式は 約1億3,440万円 となります。(株価変動は考慮せず)

単純に配当金を10年受け取ったとしても、配当金は…3,000万円になります。

 

佐藤さんは、相続した1億円をさらに自分の子供のために残しておくとしても、3,000万円以上も手元にお金が残ります。

 

10年後に手元に残ったお金は…

10年後に手元に残ったお金は…

佐藤さん… 1,000万円(労働所得の残り)+ 3,440万円 = 4,440万円

田中さん… 1,000万円(労働所得の残り)

 

資本を保有していた佐藤さんは、田中さんと比べると… 4倍以上も手元にお金を残すことができています。

 

ピケティ氏の主張のなかで、資本の保有は” 相続 ”によって受け継がれていくことが書かれています。

佐藤さんは親からの相続によって1億円の資本を譲り受けましたよね。

 

しかし、話はこれで終わりません。

佐藤さんが” 相続 ”によって譲り受けた1億円。

これを「子供のために残しておく」と私は書きました。

 

そうです。

これが、” 次の世代 ” へ続いていくのです。

佐藤さんの子供と、田中さんの子供も同じような流れを辿っていきます。

 

これが、「格差が縮小しない」ことに繋がります。

 

なぜ「21世紀の資本」は売れた?

 

これまでの経済学では、

「経済成長すれば、労働者の賃金が上がって、格差が縮小する」

と考えられていました。

 

しかし、ピケティ氏が世界20ヵ国以上における200年の財務データを15年間かけて調査していくと

「経済成長しても格差は縮小しない」

という結論に辿り着きました。

 

これは、経済学における大きな答えであり、また膨大なデータを調査した結果によるところが話題性に繋がりました。

 

「21世紀の資本」 著:トマ・ピケティ

milk。の考え

 

いかかだったでしょうか?

” 労働者 ” と ” 資本保有者 ” について。

 

私は、” r ” の側へ、” 資本を保有する側 ” へ回った方が良いと考えています。

それは、「労働者を辞める」という意味ではありません。

 

佐藤さんと田中さんの話のなかでも、2人とも一生懸命に仕事していましたよね。

違ったのは、一つ。

「資本を利用して運用」していた点です!

 

私は、労働だけだは資産を築くことはできないと20歳の時に気付きました。

だからこそ、” 投資家 ”になることを決めました。

 

労働には上限があります。

資本による収益は、「お金によってお金を得る」ことです。

 

私自身が ” 兼業投資家 ” として今を生きているからこそ言えます。

 

投資は、失敗していい。

ただし、欲張りすぎて、リスクが大きすぎる取引はしないこと。

投資が失敗して、投資額が0になるのはまだいい。

マイナスになる(借金を抱える)ほどのリスクは背負ってはいけない。

 

そこさえ間違えなければ、コツコツと投資家として成長していけば、いつかは ” r ” 側に辿り着き、自分の子供や孫、さらにその先の代まで資産を残していくことができる。

 

ただ、一生懸命に労働するだけではいけない。

「懸命に仕事をして、賢明に投資する。」

 

是非とも、今後の生き方の参考にして頂ければと思います。

 

 

ピケティ氏の「21世紀の資本」を分かりやすく書いている書籍も何冊か出版されているので、参考になると思います。

 

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