投資を始めてみると、よく目にするのが…
” バリュー投資 ”
いったい、バリュー投資とは何か?それで投資は成功できるのか?
について解説していきます!!
バリュー投資とは?
value(バリュー)投資とは、企業の業績や財務内容からその企業の「価値」を見極め、株価と比べて「割安」である企業へ投資する投資手法の一つです。
簡単にいえば、”安い(割安な)株式へ投資する”ことです。
たとえば、スーパーで閉店前にタイムセールとかありますよね。
本来、500円で売っている牛肉が、タイムセールで半額の250円で販売されます。
「この牛肉安い!!!」
って思って、ついつい手が出ますよね!?
これこそ、バリュー投資の姿勢です!!
500円の価値があるものが、250円で売られていれば、お買い得なわけです。
実は、この状況が株式市場でもよく見られます。
本来は1株1,000円の価値があるのに、多くの投資家に知られていないがために1株500円で市場に出回っています。
他の人に知らていないために1,000のものが500円で買えるのだから、お買い得ですよね!?
もし、その企業の価値が理解されれば、500円→1,000円と投資額は2倍になります。
株式投資は、”株を安く買って、高く売る”ことができれば、利益が出るんです。
単純ですよね。
だったら、価値ある企業の株を安いうちに買っておいて、株価が高くなったら売れば儲かりますよね!?
この考え方が、バリュー投資の基本的な考え方です。
割安株投資の銘柄探し”ネットネット株”とは!?
バリュー投資の中で、有名な”ネットネット株”という有名な投資法があります。
これは、アメリカの有名投資家ベンジャミン・グレアムの投資スタイルとしてもよく知られています。
会計や経済に馴染みのない人には少し難しいかもしれませんが、解説していきます。
ネットネット株とは…
企業決算における、現金などの流動性資産から総負債を引いた「正味流動資産」と株価を比較して割安感を判断する方法です。
① 【現金及び預金】+【受取手形及び売掛金】+【有価証券】+【投資有価証券】−【流動資産の貸倒引当金】−【投資その他の資産の貸倒引当金】−【負債合計】=正味流動資産
② ①(正味流動資産)÷ 発行済株式数(自己株式は除く)=1株あたり正味流動資産
株価 ÷ 1株あたり正味流動資産 = ”ネットネット指数”
”ネットネット指数”が1倍以下であれば割安となります。数値は低いほどより割安だと判断できます!
正味流動資産=すぐに使えるお金や資産
となります。
つまりは、すぐに使えるお金や資産をたくさん持っている企業で、株価も安い水準にあるなら…チャンスだ!!!
ってことです!
会計上の文言を書いたので、初心者にとっては難しいと感じるかもしれませんが、大丈夫です!!
この文言は、企業の決算短信などに登場してくるので、その決算資料から探して、一つ一つ数字を入れてくいけばOKです。
パズルみたいな感覚で出来ちゃいます!
ネットネット指数が1倍以下の銘柄を是非とも探してみてください!!
株式投資は、宝探しのようなものです。
慣れないうちは、「難しさ」というものが邪魔してくると思いますが、パズル感覚で楽しみながら、お宝銘柄を探してみてください。