20歳の時から株式投資をしている私は、本や雑誌、テレビ番組から多くの投資家を知りました。
その中で、最も影響を受けた個人投資家の「片山 晃」さんについて解説していきたいと思います。
「片山 晃」とは?
日本で活躍する個人投資家であり、運用資産は130億円以上。
ネット上でのハンドルネームは、「五月」。
株式投資は始める前は、19歳の時に専門学校を中退し、ニート生活を送ることになります。
ニート生活中にネットゲーム依存症になり、ゲームに熱中する日々を過ごす。
23歳の時に、アルバイトで貯めた65万円で株式投資を開始。
その後、7年半ほどで運用資産を12億円まで増やします。
2013年、カリスマファンドマネージャーとして知られる藤野英人さんが率いる資産運用会社「レオス・キャピタルワークス株式会社」に入社。
そこで、機関投資家として運用業務に従事しています。
2014年、ベンチャー投資を主とする「シリウスパートナーズ株式会社」を設立。
2016年には、運用資産が25億円でしたが、医療機器輸入商社「日本ライフライン」などの株価上昇に伴い、運用資産は130億円にまで伸ばしています。
2014年9月には、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」でも注目の個人投資家として取り上げられています。
また、雑誌でも特集を組まれるなど日本の個人投資家としては有名な方です。
片山さんの投資手法とは?
2014年の「ワールドビジネスサテライト」では…
「基本的には業績ですね。」
「決算短信を手がかりにして、見つける。」
と自身の投資手法を語っていました。まさに投資の王道です。
さらに番組の中では、四季報を使い中小型株を中心に徹底的に調べるスタイルを披露していました。
「業績」や「将来の成長性」に注目することの重要性も語っていました。
番組では、「株式会社ダイキアクシス」の決算短信の内容について解説されていました。
【解説内容】
<2014年12月期> 営業利益 通期予想 8億円
<決算短信の内容> 営業利益 半期実績 6億円超
しかし、実際の結果は、6億円も利益が出ている!予想よりも2億も多く利益が出ている。これはすごい!!
といった内容で、片山さんはその会社の株式への投資を決定し、約30%程の含み利益を出していました。
片山流の株式投資のコツ
② その株を買いにいく
③ 十分な量(投資額)を買いにいく
④ しっかり最後までその株を持つ
私は、この投資の流れを雑誌で読んだときに、投資観が変わり、株式投資で勝てるようになりました。
ただ「上がりそうな株を買って、持つだけ」のことです。
しかし、これがものすごく難しい。投資をやっている人ならよく分かると思います。
ここからは、「milk。流投資の考え方」となりますが、
上記の「投資の流れ」を実行するためには、①の「値上がりしそうな株」のことを徹底的に調べ、将来性、業績、株価水準、下落リスク、出口戦略を考え抜いたうえで、その期待する将来性に「自信を持って投資を行う」ことが必要になります。
つまり、「徹底して企業を調べる」ことが必要になります。
自分で調べ尽くしたうえで、自身をもって投資できる会社の株でなければ、③と④は難しいでしょう。
100万円しかない投資家が、「なんとなく上がりそうだから。」A社の株式へ100万円全額を投資する。
なんてことは、ただのギャンブルです。
だいたいの人は、投資への自信を持つことができず「100万円のうち10万円か20万円までにしておこう」と十分な額の投資ができません。
「徹底的に。自分の頭で考え、調べること。」
が投資をするうえで大切だと私自信も実感しています。
そして、最後の④です。
これが本当に難しい。
株価の上下が非常に気になります。
少しの利益で株式を手放してしまったり、株価の下落に耐えられなくなり狼狽して手放してしまう。
これは、投資の世界で本当によくある話です。
しかし、なぜそんなことが起こるのでしょうか?
答えは簡単です。やはり、「自分の投資に自信がない」からです!
投資の神様ウォーレン・バフェット氏も「投資は忍耐。」と語っています。
自分が投資した株を保有することも時には、非常に辛さを伴います。
それでも、持ち続けることができた投資家は大きな利益を得ることができます。
これは、私自身が3倍になった株を持ち続けた経験からも言えます。
片山氏の影響でmilk。は勝てる投資家になった
私が、片山 晃さんを初めて知ったのは、2014年にテレビ東京で放送された「ワールドビジネスサテライト」でした。
この時、私は投資を始めてから全く勝てない状況でした。
しかし、この「片山 晃」という個人投資家を知った時から、大きく投資観が変わり、勝てる投資家となりました。
「決算短信を見て、徹底的に会社を調べる」というファンダメンタルズ投資の姿勢。
私自身は、「決算短信」よりも「決算説明資料」をよく活用します。
そして、①〜④の投資の流れ。
これによって、「十分に株を買うこと」と「最後まで保有する」ことの重要性を学びました。
片山さんと全く同じ投資手法ではありませんが、それでも似た投資手法を使っていると自負しています。
多くのヒントを片山さんから得ることができたことに感謝し、尊敬をしています。
①〜④の投資の流れについて、250億円を運用する五味大輔さんとの対談が記事になっている雑誌を紹介しておきます。
片山 晃さんの本も出版されているので参考にしてみてください。
この記事が、誰かの「投資のヒント」になることを願っています。