「G20」による仮想通貨規制の議論思惑や、大手企業の仮想通貨関連の広告禁止の発表などネガティブニュースの影響もあり、ビットコインは軟調な値動きとなっています。
数ヶ月前は一時、1BTC=240万円まで急騰する場面もありましたが、現在は、1BTC=80万円台で推移しています。
しかし、そのビットコインが2年後には約960万円になるという予測がアメリカの調査会社から発表されたので、本日はそのことについて書いていきたいと思います。
1ビットコイン=91,000ドル!?
ビットコインの価格予想を発表したのは、アメリカの調査会社ファンドストラッド社です。
同社の代表Tom Lee氏は、ビットコインの価格が2020年3月までに91,000ドルになると見通しを発表しました。
この「91,000ドル」は、現在の為替レート(1ドル=106円)に換算すると、約960万円になります。
記事を書いている現在のビットコイン価格が「1BTC=88万円」なので、約11倍の価格となりますね。
ここからビットコインがテンバガーを達成するとなれば、やはり夢がありますね。
「ビットコイン強気派」Tom Lee氏の予想
Tom Lee氏は、ビットコイン強気派としてアメリカでは知られています。
昨年、2017年10月には、ビットコインが2022年までに25,000ドルまで上昇すると予想していました。
そこで、12月の急騰時の価格を振り返ってみると、2017年12月18日にはビットコイン価格は、過去最高値となる19,511ドルまで上昇していました。
2017年12月中旬は、確かに相場に異様な熱狂感がありましたが、4年後の2022年であれば、25,000ドルは達成するかもしれませんね。
調べてみると、Tom Lee氏は他にも面白いことを言っていました。
アメリカの人気経済番組(CNBC)によるインタビューでの発言です。
「(ビットコインは)ミレニアル世代の物語なのだ。今日ミレニアル世代の平均年齢は25才。1982年当時ベビーブーマーの平均年齢も25才だったが、82年からベビーブーマー人口が最大となった99年までになにが起こったか。(米国株式指数でありこの間10倍以上伸びた)S&P500をみればわかる。<中略>ミレニアル世代はデジタルビジネスやソーシャルメディア(SNS)、ビットコインなどに深い興味を持っている。そしてミレニアル世代人口は2040年まで伸び続けるのだ。」
アメリカの株式市場が盛り上がった時期の状況と、現在の仮想通貨の盛り上がっている状況が似ているそうです。
私の個人的な意見
私の個人的な意見では、ビットコインが上昇を続けるのは難しいと考えています。
理由は、今のビットコインは使いにくいからです。
具体的には、「送金の遅延」や「送金手数料の上昇」などビットコインの機能性に問題です。
今後、ビットコインの機能が改善されれば上昇継続も期待できると思いますが、
どちらかといえば、機能性の高い「ビットコインキャッシュ」へ移行していく可能性の方が高いと感じています。
また、ビットコインも相場ものであり、価格が「どこまで上がるのか?どこまで下がるの?」は誰にも分かりません。
しかし、ビットコインによる経済圏(トークンエコノミー)が形成されているため、ビットコインの価値がゼロになることはないと考えています。
結論は、どこまで上がるか、下がるか分からないので、過度な期待はせず、無理のない範囲で仮想通貨投資を楽しめれば良いと思います。
なんとも普通な結論で恐縮ですが、少しでも参考になればと思います。