ポーカーの大会で優勝すると賞金がいくらくらいもらえるか知っているでしょうか?
世界中のポーカープレイヤーが最も憧れる世界大会が、「WSOP(World Series Of Poker:ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)」です。
この大会の優勝賞金はなんと…約10億円です!!
さらに、ファイナルテーブルのラスト9人まで勝ち残ることができれば、9位で敗退しても賞金は1億円以上となります。
日本では、馴染みがあまりないポーカーの世界ですが、世界中で開催される大会の賞金は数百万円、数千万円と高額です。
そこで、ポーカーの大会における賞金について解説していきます!!
Contents
ポーカーの世界大会とは!?
ポーカーの世界大会は、アメリカのラスベガスだけでなく、ヨーロッパやアジアなど様々なところで開催されています。
代表的なものは次の大会になります。
- WSOP(World Series of Poker)
- WPT(World Poker Tour)
- EPT(European Poker Tour)
- APPT(Asia Pacific Poker Tour)
- MPT(Macau Poker Cup)
- APT(Asian Poker Tour)
WSOP(World Series of Poker)
WSOP(World Series of Poker)は、毎年5月下旬〜7月上旬にかけてラスベガスの「Rio All-Suites Hotel&Casino」で開催されます。
期間中に60以上のイベントが開催され、テキサスホールデム以外にもオマハやドローポーカーなど様々なポーカーがプレイでき、「ポーカーのオリンピック」とも呼ばれています。
そして、WSOPメインイベントでは、参加費1万ドル(日本円で約110万円)が必要となりますが、世界中から7,000人以上のポーカープレイヤーが集結し、世界1位の称号と高額賞金を目指してプレイします。
2018年のWSOPメインイベントの優勝賞金は、880万ドル(日本円で約9億6,800万円)となります。
そして、上位の賞金配分が次のようになります。
1位 880万ドル(9億6,800万円)
2位 500万ドル(5億5,000万円)
3位 372万5,000ドル(4億975万円)
4位 282万5,000ドル(3億1,075万円)
5位 212万5,000ドル(2億2,375万円)
6位 180万ドル(1億9,800万円)
7位 150万ドル(1億6,500万円)
8位 125万ドル(1億3,750万円)
9位 100万ドル(1億1,000万円)
※カッコ内は、1ドル=110円にて算出。
そして、この大会の入賞(イン・ザ・マネー)は1,182位からであり、入賞者は最低でも15,000ドル(日本円で165万円)を手にすることができました。
ただし、入賞の場合は参加費1万ドル(110万円)を支払っているので、65万円程のプラスになった形になります。
入賞できなかった人たちは、残念ながら1万ドルを損することになります。
WSOPの参加費は100万円以上にもなるため、余程の自信とお金の余裕がある人でなければ参加は難しいでしょう。
WPT(World Poker Tour)
世界各国を転々としながら大会が開催されるのが、WPT(World Poker Tour)の特徴です。
以前は、北米やヨーロッパでのみ開催されていましたが、2017年からはアジアでも「WPT」が開催されるようになり、日本でも2017年に初開催されました。
1位 13,000ドル WPTマルチパスポート
2位 7,000ドル WPTマルチパスポート
3・4位 3,000ドル WPTマルチパスポート
5・6位 2,000ドル WPTマルチパスポート
7〜10位 1,000ドル WPTマルチパスポート
※WPTマルチパスポートとは、「WPT season 18」のイベントに自由に参加できるパスポートであり、大会に伴うエアー代やホテル代にも充てることができる。
「WPT」の参加費は、3,500ドル〜10,000ドル(約38万5千円〜110万円)となっています。
また、WPT(World Poker Tour)の締めくくりとして開催されるのが、「WPT Tournament of Champions」です。このイベントの参加費は、なんと15,000ドル(約165万円)とかなり高額です。優勝賞金は、463,375ドル(約5,100万円)となっています。
EPT(European Poker Tour)
EPT(European Poker Tour)は、WPT(World Poker Tour)から派生した大会であり、ロンドンやバルセロナ、モンテカルロなどヨーロッパの都市を巡回する形で開催されています。
1位 1,611,500ユーロ(約2億300万円)
2位 859,050ユーロ(約1億820万円)
3位 590,000ユーロ(約7,430万円)
4位 424,250ユーロ(約5,350万円)
5位 354,200ユーロ(約4,460万円)
6位 287,050ユーロ(約3,620万円)
7位 220,000ユーロ(約2,770万円)
8位 155,000ユーロ(約1,950万円)
※参加費は、5,300ユーロ(約67万円) ※1ユーロ=126円にて算出
ATTP(Asia Pacific Poker Tour)
ATTP(Asia Pacific Poker Tour)は、アジア、オーストラリアやニュージーランドの都市で開催され、Poker Starsがスポンサーとなっているためオンラインでも予選が開催される。
このオンライン予選は数千円から参加することができ、予選を通過することがでれば、大会の参加費や移動費を獲得することも可能です。
アジア圏など日本から近い国で開催されるため、APPTでは日本人も多く参加しています。
1位 522,730ドル(約5,750万円)
2位 352,820ドル(約3,880万円)
3位 242,840ドル(約2,670万円)
4位 197,990ドル(約2,180万円)
5位 157,950ドル(約1,740万円)
6位 121,290ドル(約1,330万円)
7位 88,205ドル(約970万円)
8位 63,960ドル(約700万円)
9位 52,780ドル(約580万円)
10位 44,720ドル(約490万円)
※参加費:12,740ドル(約140万円)、参加者:195名
MPT(Macau Poker Cup)
MPT(Macau Poker Cup)は、マカオの「City of Dreams(シティ・オブ・ドリーム)」で開催され、メインイベントの「レッドドラゴン」では、600名以上が参加する。
1位 238,124ドル(約2,620万円)
2位 147,586ドル(約1,620万円)
3位 91,621ドル(約1,000万円)
4位 69,900ドル(約770万円)
5位 48,276ドル(約530万円)
6位 38,404ドル(約420万円)
7位 31,271ドル(約340万円)
8位 26,331ドル(約290万円)
9位 21,945ドル(約240万円)
10位 18,652ドル(約200万円)
※参加費:1,800ドル(約20万円)、参加者:613名
APT(Asian Poker Tour)
APT(Asian Poker Tour)は、マカオ、中国、カンボジアなどのアジア各地でトーナメントが開催される。他の大会と比べて参加費が低額となっているため、海外トーナメント挑戦の腕試しには良いかもしれない。
1位 2,844,200PHP(約570万円)
2位 1,896,100PHP(約380万円)
3位 1,323,800PHP(約265万円)
4位 963,600PHP(約193万円)
5位 728,200PHP(約145万円)
6位 569,200PHP(約114万円)
7位 458,400PHP(約92万円)
8位 379,200PHP(約76万円)
9位 321,200PHP(約64万円)
10位 274,500PHP(約55万円)
※参加費:55,000PHP(約11万円)、参加者:307名
※1PHP(フィリピン・ペソ)=2円にて算出
ポーカーの海外トーナメントまとめ
WOSP(World Series of Poker)、WPT(World Poker Tour)、EPT(European Poker Tour)の世界大会は参加費が高額となるため、挑戦するには相当な研究と経験を積む必要がある。
※この3つの世界大会のタイトルを獲得することを「トリプル・クラウン」と呼ばれている。
海外トーナメントへ挑戦を考えている人は、まずアジア圏で開催される大会(トーナメント)へ挑戦することをオススメします。
他の大会と比較すると参加費が低額なため参加しやすく、アジア圏であれば旅費も安く抑えることができる。
ポーカーに本気で取り組む人には、是非とも世界のトップを目指して海外トーナメントへ挑戦してみてほしい。