マイニングの中心地は中国。

 

マイニングは中国で。

マイニングのほとんどが中国で行われています。

2016年のマイニングシェアは世界の70%が中国でした。

なぜこれ程までに中国でマイニングが活況となったのか?

理由は、単純に「電力コストが安い」からです。

 

1kW/hあたりで電気代を換算して比較してみると、以下の通りです。

 

中国:4〜5円

日本、ドイツ、デンマーク:25円〜35円

アメリカ、韓国:10円

インド:0.1〜7円

 

日本は世界的に比較しても電気代が高い水準にあるのが分かります。

インドの電気代は安く見えますが、電力供給に不安でありマイニングには不向きです。

結果として、中国でのマイニングが最も収益を上げられる環境となります。

 

中国以外のマイニング事情としては、クラウドマイニングとして有名な「ジェネシスマイニング(Genesis Mining)」は、北欧の寒い地域でマイニングを行っているようです。

マイニングはパソコンによる高速計算を行うため、PCの排熱管理も重要になってきます。

そこで、熱を持ったPCを冷やすための「寒い環境」も重要となってきます。

 

「電気代の安さ + 排熱環境(寒い地域)」

つまり、この2つがマイニングにおいて重要な要因となりますね。

 

中国はマイニングマシンで世界トップシェア

 

中国は、マイニングマシンの販売でも世界でトップシェア。

マイニングマシンの80%は中国で製造されており、シェアのトップ3企業はいずれも中国企業となっている。

シェア1位の「ビットマイン」、2位の「カナン」の両者だけで、世界中のマイニングの90%以上を占めていると言われている程に、中国はマイニング業界で大きな力を持っている。

 

私自身もマイニングに愛用しているグラフィックボードのメーカーは「中国製」であり、日本のマイナーの間でも人気のマシンとなっている。

ビットコイン、マイニングにおいて大きな影響力を保有する中国。

もしも、ビットコインが一般的になる時代が来た時に、中国の動向に左右される状況があるかもしれませんね。

 

 

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